
回路設計ができるようになりたい。
電子回路のオススメ参考書ってどれ?
こんな要望に答えます。
回路設計入門者の中には、『どうやって勉強を進めていくべきか悩んでいる方』も多いですよね。
今回紹介する本を読めば、電子回路を体系的に学ぶことができ、順調に回路設計ができるようになります。
そこで今回は、『私自身が早く読むべきだったと感じた6冊』を紹介していきます。
・改訂新版 図解でわかる はじめての電子回路
・定本 トランジスタ回路の設計―増幅回路技術を実験を通してやさしく解析 (定本シリーズ)
・現場でわかるノイズ対策の本
・図解 つくる電子回路―正しい工具の使い方、うまく作るコツ (ブルーバックス)
・電子回路シミュレータLTspice実践入門 (ツール活用シリーズ)
・まとめ
カラー徹底図解 基本からわかる電気回路
この本を読むと、『電子回路の動作イメージ・理論』を習得することができます。
特に、基本部品である『抵抗・コンデンサ・コイル』の理論・動作説明が分かりやすいです。
「コンデンサ・コイルについて完璧に理解出来てないかもしれない…」
以上のように自信がない方は、トランジスタなどを勉強する前に、まずはこの1冊で基礎を固めましょう。

基本的な電子部品の動作を理解できれば、後に学ぶトランジスタ等も理解しやすくなります。
改訂新版 図解でわかる はじめての電子回路
『電子回路入門のバイブル』とも言える一冊です。
電子回路の基礎である『9つの内容』が完結にまとめられています。
・計算と回路の基本
・ダイオード
・トランジスタの基本
・オペアンプ
・2進数と16進数
・論理回路
・パルスと発振回路
・モータ制御
・変調と復調
以上の内容を、『イラストでの図解も含めて解説』しています。

初めの1冊として、ぜひ『電子回路の基本』をこの本で学んでください。
定本 トランジスタ回路の設計―増幅回路技術を実験を通してやさしく解析 (定本シリーズ)
『トランジスタ回路の設計方法』を紹介している本です。
『トランジスタの型番』なども記載されているため、本を読みながら自分で実際に設計してみることもできます。
私の場合は、設計した回路を『LTspice(無料のシミュレータ)』に反映して動作確認しました。

設計方法を解説している本は少ないため、貴重な1冊です。
現場でわかるノイズ対策の本
回路設計で必ず課題となる『ノイズ対策法』を記した1冊です。
『ノイズ知識』と『ノイズ対策法』が基礎からしっかり解説されていました。
第1部:ノイズの基礎知識
第2部:ノイズ対策法
特に、ノイズ基礎知識について詳細な解説があるため、ノイズ初心者にもオススメです。
また、最後には『ノイズ発生回路&対策方法をLTspiceで再現する方法』が示されており、非常に参考になります。

ノイズ対策技術に関わる『電気・磁気・電磁波』の基礎知識や考え方が網羅されていました。
図解 つくる電子回路―正しい工具の使い方、うまく作るコツ (ブルーバックス)
とても珍しい『電子回路制作のノウハウ解説本』です。
『電子部品の選定方法』から『道具の使い方』まで網羅されています。
第1章 電子回路を設計する
第2章 腕と道具をそろえる
第3章 ブレッドボードで組む
第4章 ユニバーサル基板で作る
無安定マルチバイブレータを例として、『回路の組立て方法までを筆者自らのイラストで解説』してくれています。
そのため、この1冊で『回路制作の流れ』をしっかり理解できました。
この本を読んで『実際の作業工程』を理解することによって、より良い設計ができると思います。

回路設計初心者だけでなく、回路制作未経験者にぜひ読んで欲しい1冊です。
電子回路シミュレータLTspice実践入門 (ツール活用シリーズ)
回路シミュレーションソフト『LTspice』を使用した基本部品の動作解説書です。
LCRやダイオード・トランジスタの動作を『シミュレーションで学べる』のがとても良かったです。
第1章 抵抗、インダクタ、コンデンサ、トランス
第2章 ダイオード、ツェナーダイオード
第3章 トランジスタ
第4章 接合型電界効果トランジスタ
第5章 トランジスタを使った増幅回路
LTspiceの使い方も同時に学べるため、特に『シミュレーションソフト使用未経験者』にオススメです。
回路設計していく上でシミュレーションソフト使用は必須であるため、『回路動作とLtspiceの両方を学べる』のは一石二鳥となります。

Ltspiceが使えるようになると、実際に実験しなくても設計回路の動作を確認できるようになるのです。
まとめ
今回は、『電子回路でオススメの6冊』をご紹介しました。
・ 改訂新版 図解でわかる はじめての電子回路
・ 定本 トランジスタ回路の設計―増幅回路技術を実験を通してやさしく解析 (定本シリーズ)
・ 現場でわかるノイズ対策の本
・図解 つくる電子回路―正しい工具の使い方、うまく作るコツ (ブルーバックス)
・ 電子回路シミュレータLTspice実践入門 (ツール活用シリーズ)
いかがでしたでしょうか。
回路設計は非常に難しく、心が折れるような出来事も沢山あります。
今回紹介した本を読めば、勉強のスタートダッシュが上手くいき、順調に回路設計ができるようになります。
気になった本を1冊でも良いので読んで頂き、皆さんのお役に立つことを願っています。
\クランプ回路・ブートストラップ回路など/
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