
電子回路とは何なの?
簡単に説明して欲しい。
こんな要望にお応えします。
結論から言うと、電子回路は『電気的な機能を持つ複数の部品を、銅線によって接続したもの』です。
この記事を読めば、『電子回路とはどんなものであるか』具体的なイメージを持つことができるようになります。
そこで今回は、現役エンジニアが『電子回路とは何か』について解説していきます!
・ 受動素子と能動素子
・ 電気回路と電子回路
・ アナログ回路とデジタル回路
・ 電子回路を学べるマンガ
・ 回路設計の将来性
・ まとめ
電子回路とは
電子回路とは、『電気的な機能を持つ複数の部品を、銅線によって接続したもの』です。
電気的な機能を持つ部品としては、下記が挙げられます。
抵抗
コンデンサ
インダクタ
ダイオード
トランジスタ
これら部品を組み合わせることによって、電子回路に機能を持たせることが可能です。

続いて、受動素子と能動素子について説明していきます。
受動素子と能動素子
電子回路の部品は、『受動素子』と『能動素子』に分類することができます。
受動素子:供給された電力を消費・蓄積・放出する部品
能動素子:供給された電力を増幅・整流する部品
イメージとしては、『受動素子がエネルギーを溜めたり放出したりする部品』『能動素子がスイッチON/OFFさせる部品』です。

『抵抗・コンデンサ・インダクタ』が受動素子、『ダイオード・トランジスタ』が能動素子となります。
電気回路と電子回路
電子回路だけでなく、『電気回路』という用語も聞いたことがあると思います。
この2つは、使用部品によって分類されます。
電気回路:受動素子のみで構成される回路
電子回路:受動素子と能動素子で構成される回路
『能動素子は非線形の動き』をするため、電子回路の方が難しいです。

初心者の場合、受動部品のみで構成される電気回路から勉強する人が多いです。
アナログ回路とデジタル回路
電子回路は、『アナログ回路』と『デジタル回路』に分けられます。
アナログ回路:電気信号を『連続値』として扱う
デジタル回路:電気信号を『0または1』として扱う
連続値の例としては、『音や光』が挙げられます。

近年、デジタル回路が普及してきましたが、電源回路などのアナログ回路でしか組めないものも多いです。
電子回路を学べるマンガ
最近は、『電子回路を学べるマンガ』も発売されています。
難しい参考書とは異なり、分かりやすく電子回路について学べる点で人気です。
『私自身が読んでオススメだと感じたマンガ』を以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
関連記事 【2023最新版】電子回路を学べるオススメの漫画 4選を紹介します!

全くの初心者でもスラスラ読み進められるでしょう。
回路設計の将来性
回路設計者は、『今後ますます需要が高まる』と言われています。
『人工知能』『仮想現実』『5G』をはじめとして、様々なIT技術が発達していくからです。
IT技術が発達すれば、それらを制御するハードウェアも必要とされます。

年収などの雇用条件がさらに良くなっていくことも期待できますね。
関連記事 回路設計の将来性は?現役エンジニアが徹底解説します!
未経験から回路設計者に転職を考えている方へ
結論から言うと、『回路設計者への転職は未経験でも可能』です。
ただし、適切なSTEPを踏まないと門前払いされてしまいます。
適切なSTEPを踏めば、『大手企業で年収1,000万円越えの回路設計者になる』ことも不可能ではありません。

『未経験から回路設計エンジニアに転職する方法』について、下記で紹介しているのでぜひご覧ください。
電子回路とは何か まとめ
いかがでしたでしょうか。
電子回路は『電気的な機能を持つ複数の部品を、銅線によって接続したもの』です。
電子回路に興味がある方は、他の記事もぜひ読んでみて下さい。
\現役回路設計エンジニアが解説!/
人気記事 【2023最新版】電子回路でオススメの本 6選を紹介します!
人気記事 回路設計のやりがいとは?現役エンジニアが徹底解説します!