工場実習って大変だけど、給料は沢山貰えるらしい。
実際どれくらい貰えるの?
こんな疑問を解消します。
私は大学院を修了し、4月から『大手自動車部品メーカー』で働いています。
現在、メーカーに就職した新入社員が必ず経験する『工場実習』が始まってから3ヶ月目に突入したところです。
そして先月ついに、1ヶ月工場で働いた分の給料が振り込まれました。
そこで今回は、大手自動車部品メーカーの『工場実習』で給料がいくら貰えたかを公開しちゃいます!
・ 深夜作業手当
・ 交替勤務手当
・ 残業代の算出方法
・ 工場実習中の給与明細を見た感想
1ヶ月工場で働いた分の給料明細
それでは早速、給料明細を発表しちゃいます!
支給金明細 | |
基本給 | 230,000円 |
残業代(29.25時間) | 54,900円 |
深夜作業手当(24時間) | 10,400円 |
交代勤務手当(4日) | 18,300円 |
合計 | 313,600円 |
控除金明細 | |
雇用保険料 | 1,000円 |
健康保険料 | 9,600円 |
厚生年金保険料 | 27,500円 |
所得税 | 7,600円 |
住民税 | 0円 |
組合関係費 | 4,100円 |
合計 | 49,800円 |
差引支給額 | |
差引支給額 | 263,800円 |
支給金313,600円に対して、控除金49,800円となりました。
1年目の給料にしてはかなり高いかも!
それでは、『深夜時間手当』などの仕組みについて解説していきます。
深夜作業手当は、22時~5時に働いた分しか貰えない
給料明細には『残業29.25時間・夜勤4日間・深夜扱い24時間』の計算となっていますね。
どういう計算なのか解説していきます。
あれ、夜勤は『20時~6時』の10時間で4日間働いたから、深夜扱い40時間のはずでは…
深夜作業手当は『22時~5時』に働いた分しか貰えません。
しかも、休憩時間分は控除されてしまいます。
なんか卑怯に感じますね。
夜勤時間全て深夜扱いにして欲しい…
ちなみに、「17時~2時」までの夜勤をする部署もあります。
この場合、「22時~24時」と「1時~2時」の3時間分しか「深夜作業手当」が付きません。
せっかく夜勤をするのなら、『深夜作業手当がフルで付く20時~5時』で働きたいですね。
配属された部署次第なので完全に運ですが…
ちなみに、『深夜作業手当は1時間当たり430円程』でした。
交替勤務手当は、夜勤が2週間連続でも付く
交替勤務手当は名前に「交替」とあるため、新入社員がよく勘違いする点があります。
「夜勤を1週間 → 夜勤を1週間 → 昼勤を1週間」の場合は、1週間分しか手当が付かないのでは?という勘違いです。
しかし、それは間違いであり、夜勤をした日数×交替勤務手当が付きます。
そのため、「夜勤を1週間 → 夜勤を1週間 → 昼勤を1週間」の場合でも、10日分の交替勤務手当が付くのです。
もし『夜勤を1週間 → 夜勤を1週間 → 昼勤を1週間』と言われてもきちんと手当が付くため、そこは心配ありません。
ちなみに、『交替勤務手当は1日当たり4,500円程』でした。
交替勤務手当によって給料が一気に増えるのです。
残業代は、「基礎となる賃金×1.25%以上(割増率)×残業時間」で決まる
工場実習で忙しい部署に配属された場合、残業時間は40時間を超えます。
先月はかなり残業したから給料が楽しみ!
けど、残業代はどうやって計算されるのか分からない…
残業代は、「基礎となる賃金×1.25%以上(割増率)×残業時間」で計算されますよ。
基礎となる賃金などについて少し詳しく解説します。
基礎となる賃金は、『基本給+手当』で算出されます。
ただし、以下のような手当は除きます。
・家族手当
・通勤手当
・住宅手当
・臨時に支払われた賃金(ボーナス等)
残業代を実際に計算してみる
イメージしやすいように、次のような場合の残業代を計算してみます。
・基本給:23万円
・手当:0円
・所定労働日:20日
・ 所定労働時間:8時間
・残業時間:30時間
・割増率:1.25
まず、残業時の時給を計算します。
(23万円 + 0円) ÷ 20日 ÷ 8時間 × 1.25 = 1,797円
そして、この時給に残業時間をかけます。
1,797円 × 30時間 = 53,910円
残業代の計算方法は知っておくと良いでしょう。
「早出勤務」も残業扱いとなる
「早出勤務」とは、始業時刻よりも早く出勤して仕事を開始することです。
例として、始業時刻9:00の企業を考えます。
8:00に「早出勤務」すると1時間余分に仕事をすることになりますよね。
この1時間は、定時後の残業時間と同じ扱いになるのです。
工場実習中の給料明細を見た感想
思ったよりも給料が少ないというのが率直な感想です。
この記事を読んだ方の中には、1年目で月給30万円を超えるなんて凄いと思った方もいるかもしれません。
しかし、それ以上に工場実習が辛かったため、「労働に対して給料が見合ってない」と私は思いました。
工場実習の内容については、別の記事で紹介しているので、是非ご覧ください。
関連記事 【メーカー勤務の宿命】”工場実習”を通して学んだことや感想を紹介します!
最後に
工場実習を経験することで、『品質管理の難しさ』や『モノづくりは一人では不可能であること』を実感することができます。
工場実習中は辛いかもしれませんが、今後の成長に活かせると思って頑張って下さい!
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