そろそろ「就職」か「大学院進学」か決めなきゃ…
大学院の研究で学んだ知識って仕事で活きるの?
こんな疑問を解消します。
私は大学院を修了し、4月から『大手自動車部品メーカー』で働いています。
9月からやっと「部署配属」されて毎日必死で仕事を覚えている最中です。
そこで今回は、『大学院の研究で学んだ知識が仕事で活きるか』解説します!
・ 配属部署によって通用するか異なる
・ 研究分野とは全く異なる部署へ配属
・ 学び方、資料作り、論理的思考
・ 基礎科目の知識が活きる
部署配属されて感じたこと
就活では、『大学院での研究分野と関連性がある企業』を中心に選考を受け、無事に内定しました。
そして入社し、最近は少しずつ技術的な仕事も任されるようになってきました。
仕事を覚えていく中で『大学院の研究で学んだ知識は、少なからず仕事で活きる』ことを実感しています。
就職するまでは『大研究で学んだ知識は仕事では通用しない』と思っていました。
研究で学んだ知識は、配属部署によって通用するか異なる
配属される際、企業側はできるだけ新入社員を『大学の専攻にマッチする分野の部署』に配属するよう配慮します。
しかし、採用人数が多い大企業だと必ずしも『専攻とマッチする分野の部署』に配属されるとは限りません。
そのため、『専攻と全く関係ない部署』に配属された場合は『研究で学んだ知識』は直接的には仕事に通用しません。
あくまで「直接的に」という意味です。
「大学の専攻とマッチする分野の部署」に配属されても、「研究分野とは全く異なる部署」の可能性が高い
大抵の場合、人事が『新入社員それぞれの研究内容』まで考慮して部署配属することはありません。
まず、人事は文系出身であるため研究内容をあまり理解できません。
同じ工学部でも「情報系の学生が化学系の研究を理解できない」ことから、『研究分野ごとに部署配属することが難しい』ことは明白です。
そのため、「研究分野」ではなく「学部時代の専攻」で配属部署を振り分けていくことが多いです。
研究を進めていく上で身に付いた『学び方』『資料作り』『論理的思考』は仕事に必ず通用する
残念ながら、『大学院での研究分野と関連性がない部署』に配属された場合、研究で学んだ知識は仕事に直接的には通用しません。
しかし、研究を進めていく上での『学び方』『資料作り』『論理的思考』は仕事に必ず通用します。
大学院では、分からないことを徹底的に調べて自分のものにし、それを研究に活かしていくプロセスを踏んでいるはずです。
その中で『学び方』『資料作り』『論理的思考』が自然と身に付いています。
これが学部生との大きな違いです。
学部時代に受けた「基礎科目の知識」が活きてくる
学部時代に、工学部共通科目として『プログラミング』『電気回路』『確率統計学』の授業を受けたと思います。
その時に学んだ「基礎科目の知識」が、専攻分野以外の資料を見た際などに理解を手助けしてくれます。
また、「専攻分野以外の部署」に配属された場合に、基礎知識が少しでもあれば取っ掛かりやすいと思います。
授業で聞いただけだとダメかもしれませんが、テストがあった授業の内容は意外と覚えているものです。
私自身も、学部生の時に受けた『電気・電子回路の授業』が何となく知識として残っていて役立っています。
そのため、一度でも受けた授業の教科書は捨てないようにしてくださいね!
私は捨ててしまって後悔してます…
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「専門分野と異なる部署」に配属されたとしても、『学部や大学院で学んだ知識』は必ずどこかで役立ちます。
そのため、『大学院に行く意味はある』と確信しています。
社会人になっても役立つスキルを得られるため、大学院で学びたい方は安心して進学してください!
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