
信号処理について学びたい。
オススメの参考書はどれ?
こんな要望に答えます。
信号処理の初心者の中には『どうやって勉強を進めていくべきか悩んでいる』という方も多いですよね。
今回紹介する本を読めば、信号処理を体系的に学び、順調にマスターすることができます。
そこで今回は、『私自身が早く読むべきだったと感じた4冊』を紹介していきます。
・信号解析:信号処理とデータ分析の基礎
・独習! 信号処理
・ディジタル信号処理
基本からわかる 信号処理講義ノート
難易度 | |
おすすめ度 | |
価格 | 2,750円 |
『信号処理の前提となる数学知識に自信が無い方にオススメ』の1冊です。
フーリエ解析などの式変形は途中式を省かずに丁寧に説明してあり、例題も豊富となっています。
1章 信号処理とは
2章 フーリエ解析
3章 連続時間システム
4章 標本化定理
5章 離散信号のフーリエ変換
6章 離散時間システム
『イメージ図・付せん・吹き出し』が用いられており、独習でも講義のように読み進められます。

私自身も大学生の時に、この本で知識ゼロから学習スタートしました。
信号解析:信号処理とデータ分析の基礎
難易度 | |
おすすめ度 | |
価格 | 2,860円 |
『多様な信号解析のアプローチ方法が用途別に解説されている1冊』です。
解析手順なども丁寧に説明されており、実践でも役立つノウハウが豊富となっています。
第1章 信号の表現と扱い
第2章 信号の周波数解析(1):基本編
第3章 信号の周波数解析(2):発展編
第4章 信号分離の解析手法(1):雑音除去と変動成分の分離
第5章 信号分離の解析手法(2):重畳信号の分離
第6章 信号の非線形解析
第7章 観測信号の識別と特徴把握
特に周波数解析の解説が詳しく、初学者にはとてもありがたかったです。

最近流行りのクラスター分析・ニューラルネットワーク・多変量解析などについても基礎部分が解説されています。
独習! 信号処理
難易度 | |
おすすめ度 | |
価格 | 3,300円 |
『付属ソフトで信号処理を試しながら学べる1冊』です。
実務で解析する際の参考になるため、仕事で信号処理を利用する方にオススメとなります。
第1章 信号処理技術で必要になる情報
第2章 フーリエ変換による周波数解析
第3章 フィルタ処理
第4章 自己相関関数・相互相関関数とリサージュ図形
第5章 周波数応答特性
第6章 実際に信号を収録する
第7章 MT法による信号監視の原理と実際
第8章 信号解析装置の使い方と使い道
第9章 その他の教材
数式をほとんど使用せずに説明されているため、スラスラ読み進められます。

基礎を学び終わった方は、この本も読むと理解が深まるでしょう。
ディジタル信号処理
難易度 | |
おすすめ度 | |
価格 | 4,703円 |
『FFTの原理・計算について詳しい1冊』です。
また、デジタルフィルタについても詳しい解説があります。
第1章 ディジタル信号処理の概要
第2章 連続時間信号とフーリエ変換
第3章 連続時間システム
第4章 連続時間信号の標本化
第5章 離散時間信号とZ変換
第6章 離散時間システム
第7章 離散フーリエ変換(DFT)
第8章 高速フーリエ変換(FFT)
第9章 FIRディジタルフィルタの設計
第10章 IIRディジタルフィルタの設計
アナログ系とデジタル系を比較しながら、信号処理の基礎理論を解説しています。

少し古い本であるため、現在は入手しにくいです。
信号処理のオススメ参考書4選まとめ
今回は『信号処理について学べるオススメの4冊』をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
信号処理は難しいため、途中で挫折しそうになることが多いです。
今回紹介した本を読めば、勉強のスタートダッシュが上手くいき、順調に信号処理をマスターできます。
気になった本を1冊でも良いので読んで頂き、皆さんのお役に立つことを願っています。
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