将来は自動車部品メーカーで働きたい。
やっぱりインターンに参加した方が良いのかな
こんな疑問を解消します。
私も就活1年前は、同じように疑問に思っていました。
しかし、参加しないと何も分からないため、大学院1年生の冬に大手部品メーカーのインターン選考を受けました。
その結果、無事に合格し、実際に2週間のインターンに参加しました。
そこで今回は、『大手自動車部品メーカーのインターン参加した体験談』を紹介していきます。
・ 部品メーカーを選んだ理由
・ ESの内容と書き方
・ インターン面接対策
・ インターン実習内容
・ インターンに参加した感想
自動車部品メーカーのインターンに参加した経緯
私は大学院1年生の夏に2週間、『大手電機メーカーのインターンシップ』に参加しました。
その結果、就活解禁前にESや面接を経験し、さらに『大手電機メーカー』の雰囲気や業務内容を肌で感じられました。
インターンで得られるものが多いことが分かったのです。
そして『電機メーカー以外の業界』も深く知りたいと思い、就活解禁前の2月に行われる『冬のインターンシップ』参考を受けることにしました。
また、『電機業界』以外のモノづくり業界と言えば『自動車業界』と思い、クルマ関連企業の選考を受けました。
関連記事 【大手電機メーカー】インターンに参加した体験談を紹介します!
なぜ『完成車メーカー』ではなく『部品メーカー』を選んだのか
私は大学1年生から3年生までは軽自動車に乗っていたのですが、大学4年生の時にスバルのインプレッサに乗り換えました。
その際に、『乗る自動車が変わると運転する楽しさもこんなに変わるのか』と感心しました。
その結果、自動車に関わる仕事に興味を持ち始め、その中でも将来は『駆動系』に関わる仕事をしてみたいと思うようになりました。
完成車メーカーも受けようとしましたが、2月に長期インターンを実施していませんでした。
そのため、自動車部品メーカーに応募しました。
完成車メーカーに興味がある方は、必ず『夏のインターン』に応募するべきです。
ES(エントリーシート)の内容と書き方
ESの内容は、下記の3つとなっていました。
①研究内容の概略(約300文字)
②インターンシップの志望動機(約300文字)
③学生時代に取り組んだチャレンジ(約700文字)
では、1つずつ説明していきます。
①研究内容の概略(約300文字)
研究内容の概略は、それぞれ研究内容が違うので割愛させていただきます。
ただし、『同じような研究を行っていた研究室の先輩のESを卒業前にゲットしておく』ことをおすすめします。
なければ、卒業論文などで使用していたものを使いまわして問題ありません。
②インターンシップの志望動機(約300文字)
インターンシップの志望動機は、以下のように書くことをオススメします。
「自分は~という研究を行っており、研究過程でその分野において御社が優れた製品を多く世の中に出していることを知りました。~の分野でトップレベルの技術力を持つ御社のインターンシップで実際に働く先輩社員や環境に関わることで、その技術力を体感してみたい」
多くの就活生が『御社の~製品を実際に使用して非常に魅力を感じたため』という内容を書きますよね。
しかし、それでは『自身の経験やスキルが入っていないため、薄っぺらい』と思われます。
ESは通っても面接でそのように話したら落とされる可能性が高いです。
志望動機では、以下のことをアピールするべきなのです。
「自分は御社の~事業分野と関連した研究を行っており、その分野の知識はあるため、インターンシップでは技術者の方がマンツーマンで付いてくれなくても何とか実習内容を進めていける」
なぜなら、企業側も業務でとても忙しく、技術者の方は普段通りやるべき仕事もあり、『付きっきりで教えている余裕はない』からです。
ある程度の技術があることを『志望動機』でさりげなく伝えましょう。
③学生時代に取り組んだチャレンジ(約700文字)
学生時代に取り組んだチャレンジは、『企業の求める人物像』を元に書く必要があります。
例として、下記2つのようなパターンを挙げます。
求める人物像:『新たな価値を創造することで、変革を起こせる人』
⇒自分で新たに研究テーマを考え、自分で考えて進めた経験をアピールしてください
求める人物像:『周囲と協働し、より大きな力を生み出す人』
⇒協調性があることが分かる経験をアピールしてください
このように、『求める人物像』から読み取れる『求められている能力』をESでアピールするべきなのです。
面接対策は何をすればよいのか
『ESの内容と書き方』において、『学生時代に取り組んだチャレンジは企業の求める人物像を元に書く必要がある』ことを説明しました。
けど、企業の求める人物像は必ず複数あるから、エントリーシートではアピールしきれないよね?
そこで、『企業が求めている他の能力が学生にあるか判断するため』に、面接が行われるのです。
面接中に「他に具体的なエピソードはありますか?」と質問されることがあります。
そのような質問の意図は、『~の能力があるか本当に備わっているかまだ確認できていないため、もっと私たちにアピールしてください』というメッセージを送ってきているのです。
そのため、面接中は『面接官は~の能力がもっとあることをアピールするチャンスをくれてるんだな』と思って話さなくてはいけません。
他にも『なぜそれにチャレンジしてみようと思ったのですか?』と質問されることもあります。
そのような質問の意図は、「自発性があることをアピールして下さい」と理解し、アピールしなければなりません。
以上のことを踏まえると、『企業が求める全ての能力を面接でアピールできるように、各能力ごとに複数のエピソードを事前に用意しておく』ことが、面接対策として非常に重要となります。
面接官は能力ごとに点数を付け、機械的に上位から合格を出さなければならないため、点数が付くようにアピールしてください。
面接官の質問意図を理解しながら、会話を進めることができれば、どんな企業でも受かるようになります。
インターンシップの実習内容
これはあまり詳しく説明してはいけないので、大まかに紹介します。
1日目:受け入れて頂く部署の方々に挨拶に行き、安全講習や実習スケジュールの説明を受ける。
2~12日目:回路設計・シミュレーション検証・回路試作を体験させてもらう(かなりスパルタ)。
13日目:インターンシップの振り返りや感想をパワーポイントにまとめる。その後、部署の送別会に連れて行ってもらう。
14日目:同じ部署に配属されたインターンシップ生や課長・部長クラスの前で発表する(ここで部長に評価される)。その後、夜はインターンシップ生全体で打ち上げ。
私自身は忙しかったですが、受け入れてくれた部署が忙しい場合、『ほとんど見学になったりすることもある』そうです。
同じ企業にインターンシップで参加しても、受け入れ部署次第で対応が変わってくると思います。
私の場合は、『今まで学んだことがない内容をいきなりやってみろ』と言われ、根性があるかを試された気がします。
ここが『勝負どころ』だと思い、寮に戻ってからも夜中の2時まで悪戦苦闘しながらやり切りました。
その結果、2週間対応して頂いた社員の方から『インターン評価シート』でかなり良いコメントが頂けました。
インターンシップに参加した感想
私自身のインターンシップ感想としては、下記の2つとなります。
・本就活が有利になる(ただし、インターン中の評価が高いことが前提)
・選考で落ちたとしてもメリットはある
それぞれについて説明します。
本就活が有利になる
まず、『自動車部品メーカーの長期インターンに参加すると、本就活がとても有利になる』ことをとても感じました。
インターン中に社員の方々や他のインターン生と飲みに行く機会が頻繁にあり、そこで『自動車関連企業はインターン生をかなり優遇する』とみな口を揃えて言っていました。
実際、私が参加した企業も面接回数を1回だけにしてくれたり、他の就活性よりも圧倒的に早く面接してくれて内々定も凄まじく早かったです。
インターン中の評価が高いことが前提
ただし、それは『インターン中に指導しくれた社員の方からの評価が良かった場合』に限ります。
インターン生の中には、評価が低かったために書類選考で落ちた人も僅かにいました。
インターン参加後のフィードバックコメント内容が良ければ、本就活で選考を受けても優遇されるでしょう。
以上を踏まえると、『気になっている自動車部品メーカーがあればインターン選考に参加するべき』です。
選考で落ちたとしてもメリットはある
『もし落ちても、ダメな点を自分で省みて改善したり、早めに選考を体験できる』など、多くのメリットがあります。
また、インターン面接に落ちても本就活で内定を勝ち取る人も沢山います。
インターン面接時にマイナスとなった点を事前に把握し、本就活までに改善できたからだと思います。
受けて損はないので、まずは応募してみましょう。
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