メーカーに就職して4年目になる。
他社の夏ボーナスはどれくらいなのかな?
こんな疑問を解消します。
私は大学院を修了し、『大手自動車部品メーカー』に新卒入社しました。
そして今月、入社してから「4回目の夏ボーナス」が振り込まれました!
そこで今回は、『メーカー4年目である私自身の夏季ボーナス』を発表しちゃいます!
・ 1年目〜3年目との比較
・ 4年目夏ボーナスのボリュームゾーン
・ 日本全体の夏ボーナス
・ 完成車・部品メーカーの夏ボーナス
・ 自動車部品メーカーは高給ホワイト
・ 転職を考えている20代の方に
4年目の夏ボーナス明細
それでは、ボーナスの明細を発表します!
支給金明細 | |
基本給配分 | 307,200円 |
成果分 | 494,400円 |
欠勤の控除 | -374,900円 |
合計 | 426,700円 |
控除金明細 | |
雇用保険料 | 1,300円 |
健康保険料 | 13,600円 |
厚生年金保険料 | 39,200円 |
所得税 | 0円 |
合計 | 54,100円 |
差引支給額 | |
差引支給額 | 372,600円 |
支給金合計42.67万円に対して、控除金合計5.41万円となりました。
私の基本給が『27.2万円』であるため、約1.6ヶ月分ということになります。
(42.67万円 ÷ 27.2万円 = 1.56)
育休中の欠勤によって約50%が控除されたため、2ヶ月にも届きませんでした。
育休取得していなかったとしたら、約80万円(2.9ヶ月分)となります。
『1年目〜3年目の夏ボーナス』との比較
続いて、各項目について『1年目〜3年目の夏ボーナス』との比較を示します。
まずは、支給金明細からです。
支給金明細
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | |
---|---|---|---|---|
基本給配分 | +246,000円 | +257,000円 | +261,000円 | +307,200円 |
成果分 | +333,000円 | +382,500円 | +430,000円 | +494,400円 |
非在籍・欠勤控除 | -442,000円 | 0円 | 0円 | -374,900円 |
合計 | 137,000円 | 639,500円 | 691,000円 | 426,700円 |
欠勤控除を除けば、3年目から約11万円くらい増加しました。
基本給配分・成果分が大きく増加したのは『会社の業績が回復した』ことが要因です。
前年から評価が上がったことも少し影響していますが、職能資格は上がっていません。
控除金明細
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | |
---|---|---|---|---|
雇用保険料 | 400円 | 1,900円 | 2,000円 | 1,300円 |
健康保険料 | 4,300円 | 20,400円 | 22,000円 | 13,600円 |
厚生年金保険料 | 12,500円 | 58,600円 | 63,000円 | 39,200円 |
所得税 | 4,900円 | 57,100円 | 62,000円 | 0円 |
会社の保険 | 5,600円 | 5,600円 | 0円 | 0円 |
合計 | 27,700円 | 143,600円 | 149,000円 | 54,100円 |
3年目と比較すると、約9.5万円くらい減りました。
『育休で年収が減ったことによって税金も減った』のです。
現時点で年収103万円を超えていないため、所得税0円となっています。
支給金に対する控除金の割合
続いて、支給金の何パーセントが税金などで引かれたか比較してみましょう。
1年目:2.77万円 ÷ 13.70万円 × 100 = 20.21%
2年目:14.36万円 ÷ 63.95万円 × 100 = 22.46%
3年目:14.9万円 ÷ 69.1万円 × 100 = 21.56%
4年目:5.41万円 ÷ 42.67万円 × 100 = 12.68%
4年目は育休で年収が減ったため、1年目よりも低い結果となりました。
育休中は給付金が貰えるため、手取りはあまり変わらずに税金が大きく減るのでお得感があります。
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『4年目の夏ボーナス』のボリュームゾーン
年齢・職種・企業規模によって大きく異なりますが、大手企業は『基本給の1ヶ月〜2.5ヶ月程度』を支給することが多いです。
4年目の基本給は『25万円~30万円』が多いため、夏のボーナスは『25万円~75万円』がボリュームゾーンとなります。
3~4年目で等級が上がる方も多いですよね。
等級が上がると基本給もUPするため、ボーナスも大幅にUPするはずです。
日本全体の『夏のボーナス』はどれくらい?
厚生労働省の調査によると、『令和3年の民間企業平均は38.03万円』となっています。(事業所規模5人以上)
産業別の平均もチェックしてみましょう。
産業 | 平均ボーナス額 |
鉱業,採石業等 | 487,432円 |
建設業 | 495,958円 |
製造業 | 492,661円 |
電気・ガス業 | 867,560円 |
情報通信業 | 665,248円 |
運輸業、郵便業 | 322,898円 |
卸売業、小売業 | 357,487円 |
金融業、保険業 | 643,656円 |
不動産・物品賃貸業 | 499,325円 |
学術研究等 | 653,687円 |
飲食サービス業等 | 47,083円 |
生活関連サービス等 | 135,034円 |
教育、学習支援業 | 499,483円 |
医療、福祉 | 275,482円 |
複合サービス事業 | 425,436円 |
その他のサービス業 | 230,618円 |
上記全産業の平均 | 380,268円 |
(参照:厚生労働省ー毎月勤労統計調査-令和3年夏季賞与の結果)
自動車部品メーカーが含まれる製造業は49.3万円となっており、自分の方が少し低い結果となりました。
自動車メーカー・自動車部品メーカーのボーナスはどれくらい?
日経新聞社の『2022年夏のボーナス調査』によると、以下のようになっています。
2022年夏ボーナス平均支給額 | |
日産自動車 | 951,050円 |
ヤマハ発動機 | 1,146,312円 |
ボッシュ | 1,017,900円 |
スズキ | 824,380円 |
アイシン | 875,000円 |
豊田自動織機 | 950,000円 |
豊田合成 | 851,000円 |
上記の数字は『高卒技能員の方々も含めている』ため、大卒総合職はもう少し高いです。
半導体不足・コロナ・電動化などで激動の自動車業界ですが、100万円近いのボーナスを支給しているのは驚きですね。
自動車部品業界は高給・ホワイトであるため、転職を考えている方にオススメ
完成車メーカーだけでなく、自動車部品メーカーも高給であることが分かりましたね。
自動車部品メーカーは「B to B」企業であるため知名度が低いが、高給・ホワイトな企業も多いのです。
そのため、『ホワイトな環境を希望している転職活動者』には自動車部品業界もぜひ候補に入れておいて頂けたらと思います。
転職を考えている20代の方へ
『長期的なキャリア形成』を考慮すると、20代のうちに転職活動してみることをオススメします。
30代以降では大きなキャリアチェンジは難しくなるため、現状に不満があるなら早めにキャリアを見つめ直すべきです。
大学生と実際に仕事を経験した社会人では、『仕事に対する価値観が変化するのは当然』でしょう。
実際に転職する気がなくとも、自分の市場価値・キャリアを考えるきっかけとなります。
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メーカー4年目社員の夏ボーナスまとめ
いかがでしたでしょうか。
『4年目は育休によってボーナス額が減る』という結果になりました。
階級を上げて年収を高くするため、日々の業務にしっかり取り組みましょう。
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