
情報理論について学びたい。
オススメの教科書ってある?
こんな要望に答えます。
情報理論の初心者の中には、『どうやって勉強を進めていくべきか悩んでいる』という方も多いですよね。
今回紹介する教科書を読めば、情報理論を体系的に学べます。
そこで今回は、『私自身が早く読むべきだったと感じた4冊』を紹介していきます。
・イラストで学ぶ 情報理論の考え方
・はじめての情報理論
・情報理論 (ちくま学芸文庫)
シャノンの情報理論入門
難易度 | |
おすすめ度 | |
価格 | 990円 |
『初めて情報理論を学ぶ方にオススメの超入門書』です。
基礎知識となる情報エントロピーなどについて分かりやすく解説されています。
第1章 情報科学の歴史
第2章 情報とはなにか
第3章 情報の価値?
第4章 通信量を減らす?:情報源符号化定理
第5章 伝言ゲームでは困る──誤りを減らす
第6章 情報科学の歴史の中の情報理論
この本を読めば、『情報の価値』『符号付加の意味』『冗長性の必要性』 などをしっかり腹落ちさせることができます。

大学で情報理論を学んだことがない方は、最初の1冊としてこの本がオススメです。
イラストで学ぶ 情報理論の考え方
難易度 | |
おすすめ度 | |
価格 | 2,640円 |
『直感的に理解しにくい情報理論の概念を、イラストによってイメージしやすいように解説した1冊』です。
著者が学生に講義してきた経験を踏まえて、分かりやすくまとめてあります。
第1章 情報理論の概要
第2章 情報の表現
第3章 確率の基礎
第4章 情報量
第5章 情報量の性質
第6章 情報源のモデルとエントロピーレート
第7章 典型系列とその性質
第8章 情報源の符号化
第9章 ハフマン符号とLZ 符号
第10章 通信路のモデルと通信路容量
第11章 通信路符号化定理
第12章 誤り訂正符号
2進数から解説があるため、全くの初心者でも読み進められます。

この本で学習をスタートして読了後に、他の参考書も1冊使用すると効率良く学べるでしょう。
はじめての情報理論
難易度 | |
おすすめ度 | |
価格 | 2,640円 |
『例題・演習問題を解きながら読み進めていく1冊』です。
他の参考書と異なり、本文中に例題が散りばめられているため、着実に理解しながら学べます。
第1章 序論
第2章 情報量
第3章 情報源
第4章 情報源符号化
第5章 通信路
第6章 通信路符号化
第7章 線形符号
初見では数式が多いと感じるかもしれませんが、読者が迷わないように式を省略していないのです。

解説も丁寧であるため、私自身は例題・章末問題が多くてもスラスラ読み進められました。
情報理論 (ちくま学芸文庫)
難易度 | |
おすすめ度 | |
価格 | 1,430円 |
『40年以上前に刊行された名著の文庫版』です。
情報理論の参考書としては圧倒的に分かりやすく、明快な解説のおかげでスラスラ読めます。
第1章 情報の数量的認識
第2章 雑音のない通話路による情報伝送
第3章 雑音のある通話路での情報伝送
第4章 連続情報と信号空間
第5章 信号空間の写像と通信系の理論
抽象的な情報理論の定理などを、直感的に理解できるようになります。

解析学・線形代数の基礎知識があれば、難なく読み進められるくらいの難易度です。
情報理論のオススメ教科書まとめ
今回は『情報理論を学べるオススメの4冊』をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
情報理論は難しいため、途中で挫折しそうになることが多いです。
今回紹介した本を読めば、勉強のスタートダッシュが上手くいき、順調に情報理論について理解できます。
気になった本を1冊でも良いので読んで頂き、皆さんのお役に立つことを願っています。
\論理回路・信号処理など/
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