
カーボンニュートラルについて学びたい。
オススメの本ってある?
こんな要望に答えます。
地球温暖化の急激な進行を考慮して、2020年に日本政府も『2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す』ことを宣言しました。
しかし、カーボンニュートラルの背景・取るべきアクションなどを理解できている企業は多くないでしょう。
そこで今回は、『カーボンニュートラルのオススメ本 7冊』を紹介していきます。
・図解でわかるカーボンニュートラル
・BCGカーボンニュートラル実践経営
・脱炭素DX すべてのDXは脱炭素社会実現のために
・カーボンニュートラル注目技術50
・脱炭素経営入門 気候変動時代の競争力
・カーボンニュートラル革命
60分でわかる! カーボンニュートラル 超入門
『カーボンニュートラルとは何なのか』を必要最低限のポイントに絞って解説した1冊です。
国内外の政府・企業の動向から、関連技術まで幅広く取り扱っています。
1 なぜ注目されるのか?経済や社会のしくみを変えるカーボンニュートラル
2 日本と世界各国の現状 カーボンニュートラルに向けた日本と世界の動き
3 再エネ利用による脱炭素化の取り組み カーボンニュートラルで変革するエネルギー産業
4 電動化や蓄電池開発などの取り組み 運輸・製造産業の脱炭素化と競争力強化の戦略
5 著しい成長を遂げる日本の技術 世界の先端を行く日本の脱炭素技術
6 生活や家庭での脱炭素化も重要 カーボンニュートラルがもたらす生活の変化
7 競争力を高める企業の戦略 カーボンニュートラルで成長を目指す企業の取り組み
各テーマごとに『左側:文章、右側・図解という構成』が取られており、内容が頭にスッと入ってきやすいです。

カーボンニュートラルが雇用・消費などにもたらす影響も解説されており、身近な問題に感じることができました。
図解でわかるカーボンニュートラル
国のエネルギー技術戦略策定などを受託している『一般財団法人エネルギー総合工学研究所に在籍する専門家たちが、各分野の最新動向を解説した1冊』です。
著者たちは各分野で博士号を取得しているため、信頼性の高い内容となっています。
第1章 CO2削減に対する国内外の動向
第2章 再生可能エネルギーはこれだけ使える
第3章 原子力の未来
第4章 カーボンニュートラルで炭素資源を上手に利用する
第5章 電力システムでやるべきこと
第6章 水素エネルギーへの期待と見通し
第7章 蓄エネルギーが重要
第8章 ネガティブ・エミッション技術が必要な理由
第9章 運輸・民生・産業の取り組み
第10章 カーボンニュートラルに取り組む事例
第11章 サステナブルファイナンスとカーボンニュートラル
国内外の試験的な取り組みなどを事実に基づいて淡々と解説しているため、分からない専門用語はいくつか出てきます。

ただし、図解・イラストをできるだけ載せて理解しやすくしようとする姿勢が見えるため、知識ゼロでも読み進められるでしょう。
BCGカーボンニュートラル実践経営
『ビジネス視点で企業がカーボンニュートラルに向けて取り組むべきアクションを具体的に説明した1冊』です。
この本を読むことにより、カーボンニュートラルをビジネスにどうやって活用していくかイメージできるようになります。
第1章 なぜ今、「カーボンニュートラル経営」なのか
第2章 「カーボンニュートラル経営」とは
第3章 カーボンニュートラル経営の要諦
世界的な経営戦略コンサルティングファームであるBCGによって書かれているため、国内外の企業事例も豊富です。

経営企画などに関わるビジネスパーソンはぜひ読んでみて下さい。
脱炭素DX すべてのDXは脱炭素社会実現のために
『脱炭素化社会実現のための手段として、どのようにDXを活用していくか解説した1冊』です。
多くの企業が頭を抱えている脱炭素はピンチではなくビジネスチャンスである、と著者は述べています。
第1章 先進企業がこぞって「脱炭素化」するワケ
第2章 これからの生活者に選ばれるには
第3章 「脱炭素DX」でピンチをチャンスに
第4章 一挙公開!3社の取り組み事例
第5章 あなたの企業の存在意義は?
第6章 変貌するキャピタリズム
『国内外の取組み事例も載っている』ため、自社がどのようなアクションをすべきかヒントとなるでしょう。

この本を読むことにより、炭素生産性という考え方からのアプローチを知ることができます。
カーボンニュートラル注目技術50
『カーボンニュートラル実現の原動力となり得る50の技術』について紹介した1冊です。
技術に焦点を当てており、専門的な内容まで踏み込んで書かれています。
第1部 カーボンニュートラルに商機あり
第2部 キーワードで理解するカーボンニュートラル技術
第3部 カーボンニュートラル注目技術
第4部 カーボンニュートラル戦略を語る
第5部 走り出したカーボンニュートラル技術
第6部 風力発電 3千億の“椅子取りゲーム”
『図解・写真が多く使用されている』ため、どの技術もイメージが湧きやすいと思います。

私自身は自動車関連エンジニアですが、全く知らない技術も多かったです。
脱炭素経営入門 気候変動時代の競争力
『脱炭素化について背景・ファクト・ロジックを整理した1冊』です。
新聞・メディアなどから脱炭素化について多くの情報が日々発信されているが、なかなか整理出来ていない人にオススメできます。
第1章 気候変動は「社会基盤を脅かす重大リスク」
第2章 気候危機の回避には「破壊的な変化」が求められる
第3章 気候変動の企業への影響
第4章 激変する世界金融の投資基準
第5章 脱炭素経営のグローバルスタンダード
この本を読めば、『脱炭素経営が求められる理由・必要な対応・企業価値向上に繋げる手段』などを理解することができます。

脱炭素化について一気貫通した理解を得られる良書です。
カーボンニュートラル革命
『日本がカーボンニュートラルの取り組みに出遅れた理由・今後どのように取り組んでいくべきか』について解説した1冊です。
元東京都知事の猪瀬さんが、都知事・副都知事だった時の経験も踏まえてまとめています。
第1章 石炭火力発電で非難される日本
第2章 急加速するEVの時代
第3章 「失われた2010年代」を打ち破る挑戦
第4章 農業・製造業を強くする太陽光・風力発電
第5章 地熱発電というニューフロンティア
終章 SDGsビジネスに乗り遅れるな
多くのエビデンス・データを分析し、複合的な視点から見解を説明しています。

この本を読めば、日本の問題点について深く考えさせられるでしょう。
カーボンニュートラルのオススメ本まとめ
今回は、『カーボンニュートラルについて学べるオススメの7冊』をご紹介しました。
・ 図解でわかるカーボンニュートラル
・ BCGカーボンニュートラル実践経営
・ 脱炭素DX すべてのDXは脱炭素社会実現のために
・ カーボンニュートラル注目技術50
・ 脱炭素経営入門 気候変動時代の競争力
・ カーボンニュートラル革命
いかがでしたでしょうか。
世界中の政府・企業がカーボンニュートラルの実現に向けて動いています。
今回紹介した本を読めば、『カーボンニュートラルついて体系的に学ぶことが可能』です。
気になった本を1冊でも良いので読んで頂き、皆さんのお役に立つことを願っています。
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