新入社員でも有給休暇は貰えるらしい。
けど、どれくらいの日数貰えるのかな?
こんな疑問を解消します。
私は大学院を修了し、4月から『大手自動車部品メーカー』で働いています。
私が就職した会社は、4月の入社当日から翌年の4月までに「10日間」の有給休暇を付与してくれました。
しかし、大学の同期と話をすると、みんな「有給休暇の日数」や「開始日」が異なりました。
そこで今回は、メーカー新入社員に与えられる企業ごとの「有給休暇の日数」について調査してみました!
・ 完成車メーカー
・ 自動車部品メーカー
・ 電機メーカー
・ 半導体・電子部品メーカー
・ 素材・化学メーカー
・ 化粧品メーカー
・ 工作機械メーカー
・ 食品メーカー
・ 建設機械・農業機械メーカー
・ 製薬メーカー
・ 医療機器・精密機器メーカー
・ まとめ
入社時期によって付与される有給休暇の日数が変わる
大抵の場合、『入社時期』によって付与される有給休暇の日数が変わります。
以下に例として、翌年の4月までに何日与えられるか挙げます。
【有給休暇の例】
4月入社:10日
10月入社:5日
今回は、4月入社の場合に与えられる有給日数を調査してみました。
完成車メーカー
【完成車メーカーの有給休暇日数】
トヨタ:10日
マツダ:10日
ダイハツ:13日
いすゞ:15日
トヨタ車体:10日
就活生に大人気の『完成車メーカー』ですが、新卒1年目の「有給休暇の日数」は少ないですね。
しかし、どの企業も2年目以降に大幅に増えて「毎年20日」くらい有給が与えられるようになります。
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自動車部品メーカー
【自動車部品メーカーの有給休暇日数】
デンソー:10日
住友電工:10日
ブリヂストン:14日
アイシンAW :10日
トヨタ紡織:10日
日本ガイシ:12日
日本特殊陶業:17日
日本精工:10日
NOK :14日
太平洋工業:10日
自動車部品メーカーは一般消費者からの知名度が低いですが、「年収」や「福利厚生」はメーカーの中で上位です。
その自動車部品メーカーも、新卒1年目はどの企業も「20日以上」は与えられていません。
特に、トヨタ系は揃って「10日」とかなり低くなっています。
しかし、2年目以降に大幅に増えて「毎年20日」くらい有給休暇が与えられる企業がほとんどです。
ちなみに、太平洋工業は「有給休暇の日数」が増えるペースが少し遅いです。
「初年度10日、2年目11日、3年目12日、以降1年ごとに2日ずつ付与され、7年目で20日」まで増えます。
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電機メーカー
【電機メーカーの有給休暇日数】
三菱電機:20日
日立製作所:22日
パナソニック:25日
ソニー:17日
富士電機:22日
NEC :20日
ほとんどの大手電機メーカーは、新卒1年目から20日以上の有給が与えられていますね。
1番少ないソニーでも17日で驚きました。
電機メーカーは各事業所の近くに寮や社宅がある企業ばかりで、福利厚生がしっかりしている印象です。
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半導体・電子部品メーカー
【半導体・電子部品メーカーの有給休暇日数】
ルネサンスエレクトロニクス:23日
富士通:20日
セイコーエプソン:12日
浜松ホトニクス:13日
オムロン:18日
村田製作所:18日
イビデン:13日
マイコンで世界トップクラスのシェアを誇る『ルネサスエレクトロニクス』と、パソコンやサーバで有名な『富士通』が新卒1年目から有給20日越えとなっていますね。
しかし、他の企業に関しても、大抵は2年目以降に増えていき、最終的には「毎年20日」くらい有給が与えられます。
素材・化学メーカー
【素材・化学メーカーの有給休暇日数】
信越化学工業:12日
三井化学:20日
日東電工:16日
日立化成:22日
東レ:16日
関西ペイント:12日
エア・ウォーター:15日
帝人:15日
太陽日酸:12日
宇部興産:12日
三菱ガス化学:15日
JFEスチール:20日
日立金属:20日
大同特殊鋼:20日
JX金属:18日
三井金属:12日
日本軽金属:12日
日本ゼオン:10日
日本電気硝子:18日
太平洋セメント:15日
YKK :10日
住宅補助をはじめとした福利厚生が充実している『JFEスチール』や、大手化学メーカーでトップ5以内の『三井化学』が新卒1年目から有給20日越えとなっていますね。
他の企業に関しても、大抵は2年目以降に増えていき、最終的には「毎年20日」くらい有給が与えられます。
化粧品メーカー
【化粧品メーカーの有給休暇日数】
ユニ・チャーム:10日
ライオン:10日
ポーラ:10日
ファンケル:10日
ミルボン:10日
オルビス:10日
化粧品メーカーは新卒1年目の有給休暇が10日しかない企業が多いようです。
しかし、ライオンやポーラなど多くの企業は2年目以降に増えていき、最終的には「毎年20日」くらい有給が与えられます。
工作機械メーカー
【工作機械メーカーの有給休暇日数】
ファナック:22日
東京エレクトロン:12日
ブラザー工業:18日
オークマ:10日
マキタ:16日
ダイキン:14日
ロボットやFA事業で有名な『ファナック』は新卒1年目から有給20日越えで驚きですね。
平均年収も「1300万円」を越えており、就活生にも大人気の企業です。
プリンター事業を主力とする『ブラザー』も新卒1年目から有給18日とかなり多くなっています。
海外からの売上高が約8割を占めており、将来グローバルに活躍したい就活生から人気の企業です。
他の企業に関しても、大抵は2年目以降に増えていき、最終的には毎年20日くらい有給が与えられます。
食品メーカー
【食品メーカーの有給休暇日数】
サントリー:13日
味の素:13日
サッポロビール:24日
ハウス食品:10日
ヤクルト:10日
東洋水産:10日
2018年課税出荷数量ランキング1位の『アサヒビール』は、なんと新卒1年目から有給24日となっています。
「課税出荷数量」は、シェア算出のために用いられている数値です。
その「課税出荷数量」で計算すると『アサヒビール』は37.4%のシェアを誇っていることになります。
他の企業に関しても、大抵は2年目以降に増えていき、最終的には毎年20日くらい有給が与えられます。
建設機械・農業機械メーカー
【建設機械・農業機械メーカーの有給休暇日数】
川崎重工:22日
IHI :22日
ヤンマー:12日
キャタピラージャパン:15日
航空宇宙・鉄道車両・船舶海洋・大型2輪などの事業を抱える大手重工メーカー『川崎重工』は新卒1年目から有給22日となっています。
また、航空機エンジンを得意とする『IHI』も新卒1年目から有給22日となっています。
他の企業に関しても、大抵は2年目以降に増えていき、最終的には毎年20日くらい有給が与えられます。
製薬メーカー
【製薬メーカーの有給休暇日数】
エーザイ:14日
中外製薬:18日
シオノギ製薬:15日
科研製薬:11日
大正製薬:10日
製薬メーカーのR&D職(研究開発職)は“ホワイトで高給”であるため、非常に人気となっています。
しかし、MR職(営業職)は「激務で高給」であるため、R&D職と比較すると有給は取得しにくいかもしれません。
「痛くなったら、すぐセデス」でおなじみの『シオノギ製薬』は、なんと“2018年度の営業利益率38.1%”を誇っています。
そんな『シオノギ製薬』は、新卒1年目から有給が18日も与えられています。
他の企業に関しても、大抵は2年目以降に増えていき、最終的には毎年20日くらい有給が与えられます。
医療機器・精密機器メーカー
【医療機器・精密機器メーカーの有給休暇日数】
キャノン:13日
オリンパス:20日
島津製作所:18日
コニカミノルタ:15日
ニコン:20日
ミラーレスカメラで有名な『オリンパス』ですが、実は日本トップクラスの「医療機器メーカー」でもあるのです。
特に、消化器内視鏡は世界シェア70%を誇っているほど有名です。
そんな『オリンパス』は、新卒1年目から有給が20日も与えられています。
他の企業に関しては、大抵は2年目以降に増えていき、最終的には毎年20日くらい有給が与えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
企業によって新入社員に与えられる「有給休暇の日数」が異なることが分かりました。
しかし、『大手企業の多くは最終的に毎年20日』の有給が与えられます。
(有給があるからって使えるかどうかは別ですが…)
この記事が、皆様のお役に立つことを願っています。
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